<strong>準中型免許について</strong>

準中型免許について

2023年3月14日
免許のあれこれ

正式名称は準中型第一種免許と言います。準中型免許は普通車免許と中型免許の中間に位置付けられる免許区分で、年々問題となってきている運送業界での人手不足解消の他、交通事故防止の促進を目的として、2017年よりこの準中型免許が新たに設けられました。中型免許では普通自動車免許や運転経験などの取得条件があるのに比べ、準中型免許は初めて運転免許を取る場合でも取得することができます。この免許を取得することにより、普通自動車はもちろん大きめのバンや小型トラックなどが運転できるようになります。2017年以前までは普通車免許の範囲内で小型のトラックやバンを運転することが可能でしたが、現在では普通車以上、中型車以下の自動車を運転するためには準中型免許が必要となっています。

運転できる自動車は

準中型免許を取得することで、車両総重量3.5t以上7.5t未満、最大積載量2t以上4.5t未満、乗車定員10人までの自動車を運転することができるようになります。準中型免許から運転できるようになる自動車も多く、具体的にはコンビニ配送や引っ越しで用いられる2tトラックをはじめ、クレーンの付いたユニック車や介護送迎車などが準中型免許で運転できる自動車に該当します。

ただし、路線バスや観光バスなど乗客を運ぶ場合や、荷台の牽引を行う場合には「二種免許」や「けん引免許」といった運転免許が別途必要です。

準中型免許を取得するための条件

準中型免許は、高校新卒者をはじめとした若年層の方の就職幅を広げるといったことも目的としているため、普通自動車免許と同様に年齢が18歳以上であれば運転経歴や所持免許がなくても取得することができます。また、普通車免許から準中型免許を取得する場合でも、運転免許の保有期間などの定めはありません。ですので、18歳以降に初めて運転免許を取得する方は必要に応じて「普通車免許」もしくは「準中型免許」のどちらからでもスタートすることができます。

既に普通車免許をお持ちの方であれば、「大型免許」や「中型免許」もオススメです。

■準中型免許の取得条件
※満18歳以上であれば、誰でも取得可能!

準中型免許の教習の流れと取得までの手順

自動車教習所へ入校後すぐに、自動車の運転が可能かどうかの適性検査が行われますが、準中型車以上の運転免許の場合は、視力検査などに加えて遠近感や立体感を判断する深視力も併せて測定されます。適性検査が終了すると、いよいよ運転免許取得に向けた教習がスタート。以降の大まかな流れとしては、既定の学科教習・技能教習など全ての教習課程を修了させ、自動車教習所内での卒業試験(技能試験)・免許センターでの本免許試験(学科試験)といった流れになります。本免許試験に合格することで運転免許の交付が行われ、その日から晴れて自動車を一人で運転できるようになります。普通車免許を持っている場合は免許センターでの学科試験は免除されていますので、自動車教習所を卒業後は免許の交付手続きのみです。

自動車教習所を卒業するために必要な教習時間は所持している運転免許によっても異なりますが、運転免許を持っていない場合であれば、交通ルールや交通法規などの教養を身に付けるための学科教習を27時限、運転技術を学んでいくための技能教習を41時限分受講する必要があります。教習の全体的な流れは普通車免許とあまり変わりないものの、技能教習の1/3ほどが準中型車での教習です。準中型車は、車体の大きさ・目線の高さ・運転感覚などが普通自動車とは大きく異なりますので、ゆっくり落ち着いて運転技術を身に付けていきましょう。

準中型免許を取るなら合宿免許がオススメ!

普通車免許と比べて教習課程も多いことから、通学で免許の取得を目指す場合は普通車免許よりもさらに長い期間をかけて自動車教習所へ通うことになります。また、自動車教習所よっては準中型免許の取り扱いがない場合もあり、準中型免許を取得するために遠くの自動車教習所へ通学しなければいけないなどのケースも考えられない話ではありません。できれば大変な思いをすることなく、スムーズに運転免許を取りたいものですよね。そこでオススメなのが合宿免許です。合宿免許であれば、短期集中で教習を進めることができるので、普通車免許を持っていない方が取得する場合でも最短で18日程で自動車教習所を卒業できてしまいます。費用の面でも通学免許より安くなる場合が多いことから、筆者としてはぜひ合宿免許での取得をオススメします。

免許を取るなら合宿免許ムーチョ
運転免許をとるなら合宿免許ムーチョ!
合宿免許なら準中型免許も最短18日で卒業!
menkyo-mucho.jp

準中型免許を取得するメリット

準中型免許の最大のメリットは、初めての運転免許であっても運転できる自動車の幅が普通車免許よりも広いことにあります。2tトラックなど業務で使用される自動車以外にも、一部乗用車の中には普通車免許では運転することができないものもあることから、乗用車のみで考えればほぼすべての乗用車に乗ることが可能です。さらに、就職・転職といった点でも有利で、準中型免許を必要とする業界や職業も多く、仕事を選ぶ際の選択肢は格段に広がることでしょう。また、条件さえ満たしていれば「教育訓練給付金制度」を利用することができます。

教育給付金制度を利用して準中型免許を取得!

日本において運転免許を取得するともなれば、それなりの費用がかかってしまうのが実情です。当然、準中型免許も例外ではありませんが、既にお仕事をされている方であれば、運転免許の取得にかかる金銭的な負担を減らすことができます。というのが、厚生労働省が認定する「教育訓練給付金制度」。この制度は、現在お仕事をされている方のスキルアップや離職中の方の再就職支援を目的とした雇用保険の給付金制度のことで、準中型免許を含めて大型免許・中型免許など、プロ免許と呼ばれる運転免許を取得する際に利用することができます。取得に掛かったに費用に対して、最大で10万円の還付がされる場合もあります。教育訓練給付金制度については、合宿免許の予約サイトなどでも紹介されていますので、準中型免許の取得をお考えの方であればぜひチェックしてみてください。

教育訓練給付金制度の利用には雇用保険に1年以上加入していることが条件である他、制度利用が2回目以降の方は前回の利用から3年以上が経過していることが利用できる条件となっています。また、自動車教習所によって利用できない場合もありますので、合宿免許の予約サイトなどへ問い合わせてみると安心です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。普通車免許よりも多少取得に時間が掛かってしまう準中型免許ですが、取得すれば初めての運転免許でも多くの車を運転することが可能です!さらに職業や仕事探しの幅も格段に広がるので、これから運転免許の取得しようかお考えの方は準中型免許もぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

免許を取るなら合宿免許ムーチョ
運転免許をとるなら合宿免許ムーチョ!
合宿免許なら準中型免許も最短18日で卒業!
menkyo-mucho.jp