けん引免許について

けん引免許について

2023年7月12日
免許のあれこれ

広い公道や幹線道路などで、大型の荷台などを引っ張って走行するトレーラーなどを見かけることも多いですが、こうした連結式の車両を運転するのにも専用の運転免許が必要となるのをご存じでしょうか。正式名称は第一種牽引免許(以降、けん引免許)と言い、多くの場合コンテナ・資材・燃料、重機や自動車といった様々な貨物などを輸送するための大型トレーラーで用いられています。通常の自動車やトラックと異なり、切り離しが可能なもう一台の車両を引っ張って運転することから、非常に高度な運転技術が必要とされますが、こういった大型トレーラーを運転できれば仕事の幅や収入もその分大きく広がるはずです。この記事では、けん引免許の取得条件や取得までの期間、得られるメリットなどをご紹介していきたいと思います。

運転できる自動車は?

車両総重量0.75tを超えて車両をけん引する場合に、けん引免許が必要となります。あくまでも、けん引をするための運転免許であるため、けん引して運転するには別途、大型免許や中型免許といった引っ張る側の運転免許も必須となります。運転する車種の免許+けん引免許を取得することで、前述の大型トレーラーをはじめ、キャリアカーやタンクローリー、キャンピングトレーラーなどが運転できるようになります。

ただし、けん引される車両の総重量が0.75t未満の場合、けん引免許は必要ありません。また、乗客を運ぶための連節バスやトレーラーバスなどを運転するには、別途けん引二種免許の取得が必要となります。

引っ張る側の運転免許については「大型免許」または「中型免許」をお読みください。

けん引免許を取得するための条件

けん引免許は一般的な運転免許とは異なり、取得するにはまず「普通車免許」「準中型免許」「中型免許」「大型免許」といった、なんらかの運転免許を取得していることが必須になります。ただし、中型・大型免許などで設けられている年齢による制限などはなく、普通車免許や準中型免許を持っていれば最低年齢18歳からでも取得することができます。

■けん引免許の取得条件
※満18歳以上で、普通車免許以上の運転免許を所持していること。

けん引免許の教習の流れと取得までの手順

けん引免許の取得条件が満たされていれば、まずは合宿免許の予約サイトなどでけん引免許を取り扱っている自動車教習所を探して、気になるプランへ申し込みを行いましょう。

自動車教習所へ入校した後は、すぐに「適性検査」「視力」「深視力」「聴力」「色彩認識能力」などの適性検査が行われ、けん引免許の教習が入校当日からはじまります。その他の運転免許と同様、けん引免許でも第一段階・第二段階と教習課程が分かれていて、第一段階・仮免許・第二段階・卒業検定と順々に教習を終えていく流れです。第一段階の教習では自動車教習所内で基礎的な操作方法を学んでいき、仮免許が発行されて路上教習が可能になると、実際の公道での教習へと移行します。けん引免許の教習日数は合宿免許で最短で6日。卒業までの教習の日数もさほど長くはありませんが、右左折やバックといった場面で高度で難しい操作を求められますので、しっかりと運転技術を身に着けていきましょう。教習の最後に行われる卒業検定に合格すれば、最寄りの免許センターにてけん引免許が無事に交付されます。

けん引免許を取るなら合宿免許がオススメ!

1日に受けることのできる技能教習には上限がある他、教習車も普通車に比べれば台数が少なく、通学免許で取得しようと思ってもそれなりの時間を要してしまう場合がほとんどです。また、すべての自動車教習所がけん引免許を取り扱っているというわけではなく、場合によっては自宅からも遠い自動車教習所まで、その都度足を運ばなくてはならないといったことは珍しくありません。しかし、合宿免許であれば、1日の教習上限は変わらないものの予め綿密にカリキュラムが決められているので、自動車教習所へ行く度に自身の予定と相談しながら次の技能教習の予約をするといった煩わしさもありませんし、入校する自動車教習所によって多少の違いはあれ、最短6日で卒業が可能です。また、免許取得にかかる費用も多くの場合は通学免許を下回る場合が多いことから、圧倒的に合宿免許がオススメです。

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「けん引免許」と「その他の運転免許」を同時に取得できる合宿免許も!

取り扱いの有無は自動車教習所によって異なるものの、けん引免許にプラスしてその他のプロ免許を同時に取得できるセット教習を取り扱っているところもあります。別々に取得するよりもまとめて取得してしまえばかかる費用を節約できる他、取得の手間も一度で済んでしまうため、将来的にまた別の運転免許の取得するのであれば、セットで取得してしまうものオススメです。

教育給付金制度を利用してけん引免許を取得!

その他の運転免許と同様、取得にはある程度の費用が掛かってしまうもの。しかし、一定の条件さえ満たしていれば、けん引免許を取得する際にかかる金銭的な負担を抑えることができます。それが、厚生労働省が認定する「教育給付金制度」です。今現在、就業されている方のスキルアップやキャリア形成の支援、様々な理由から一旦お仕事を離れている方の就職促進などを目的とした制度で、けん引免許のみならず、準中型免許、中型免許や大型免許、各種二種免許など、お仕事に関わる運転免許であればいずれも利用することができます。この制度を利用することで、取得にかかった費用に応じて最大10万円の給付金が支払われますのであるので、利用しない手はありませんね。利用しない手はありませんね。教育給付金制度については、合宿免許の予約サイトなどでも詳しく説明していますので、ぜひチェックしてみてください。

教育訓練給付金制度の利用には雇用保険に1年以上加入していること、制度利用が2回目以降の方は前回の利用から3年以上が経過していることが条件となっています。また、自動車教習所によって利用できない場合もありますので、合宿免許の予約サイトなどで確認してみましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。けん引免許は高度な運転技術が求められるうえに取得も難しい免許の一つですが、大型免許とセットで持っていればキャリアップや収入のアップを狙うことできる運転免許とも言えます。人手が足りない昨今、取得すれば引く手あまた。ぜひチャレンジしてみてくださいね。。

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